11月28日付に「流通加工と国際複合一貫輸送をドッキング」とのタイトルで紹介されました。(以下に記事の抜粋を掲載します。)
■ 全社でISOを取得
昨年8月に「ISO9001:2000」の認証取得。取扱貨物の主力はアパレル製品、繊維製品だが、医療機器、通信機器、発電機などのODA貨物や重量機械輸送、プラント輸送などプロジェクト貨物の取扱いも多く、ドア・ツ−・ドアのサ−ビスの提供をしている。東京、横浜、名古屋、大阪に支店、神戸港ではライナ−バ−スでのタ−ミナルの運営、神戸六甲物流センタ−では検品・検針・ピッキング設備、ス−ツ4万着の保管能力の自動式ハンガ−設備を備える。
■ 上海での流通加工サ−ビス
中国を強化。10月に生産の中国移転に合わせ、中国戦略の立案・統括を行う中国統括部を新設。1995年からいち早く上海に、アパレル製品や雑貨などの検品・補修・加工・保管などを行う流通加工施設「上海大升服飾包装服務有限公司」を開設し、国際複合一貫輸送につなげ、付加価値の高いサ−ビス体制を作り上げた。
不良品を水際で食い止めることでコストを削減するなど、日本のアパレル輸入荷主から高い評価を得ている。今年6月、新たに「上海大愛森服装整理有限公司」を設立。2つの施設を合わせると、人員260名、延床面積5,000㎡、年間検品数量1,400万着となる。このほか、上海・外高橋保税区内の「永得利大森物流(上海)有限公司」(香港法人独資)で電子部品の加工、保管などを行い、保税倉庫の機能をフルに活用し、ジャスト・イン・タイムで工場向けに供給。今後は上海・香港を中心に、山東省、浙江省などを視野に入れネットワ−クを拡大。
■ 海上混載は右肩上がり
海上輸出混載サ−ビスは、阪神発は上海・香港向けが週2便、北京(天津新港経由)青島、大連向けが週1便、ハンブルグ向けが週1便、ラスペチア(イタリア)向けが隔週便。名古屋発は香港向けが週2便、京浜発は香港、ハンブルグ、ラスペチア向けがそれぞれ週1便となっている。
輸入混載サ−ビスは、上海・香港発阪神向けが週3便、名古屋向けが週1便、京浜向けが週2便。上海・香港出しの貨物量は月間1万トンに上る。2003年度の香港・上海発日本向けの取扱量は、前年度比16.3%増、日本発香港・上海向けの取扱量は、46.4%増を見込む。
目指すのは、国際複合一貫輸送の拡大であり、物流加工施設の運営や海上混載サ−ビスはその一環。今後、情報システム開発を強化し、EDI(電子デ−タ交換)化を推進するなど、サ−ビスの拡充を進めていく。
問合せ先
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【関西地域】 大阪市中央区瓦町4−2−14
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