大森廻漕店の創業は、遠く明治6年に遡ります。当時の日本は明治維新の黎明期・発展途上期であり神戸港も開港して間もない時期でありました。そのような時期に当社は廻漕業・旅館業を兼ねて創業いたしました。
長い歴史の中においても、そして近年においても物流環境は絶えず変化しており、その変化に対応した、新しい取り組みが不可欠となっています。なぜなら物流は社会が機能するために必要不可欠なものであり、物流の絶えざる変革は、社会の普遍の要請であるからです。大森廻漕店はこれをチャンスとし、蓄積してきたノウハウと新しい知識を融合させた物流に挑戦し、絶えず総合国際物流のオルガナイザーでありたいと考えています。
総合国際物流といってもその内容は奥深く、一口で言い表せるものではありませんが、日本経済の中で大きな地位を占めている輸出において、また日常生活上必要なあらゆる製品・商品の海外からの調達においてこの機能が必要不可欠であります。
当社がお客様に提供するサービスは、決まった製品ではありません。すべてお客様の取引に合った形の物流を提案し、実行します。そのため当社が必要とする人物像は絶えず変革する国際物流の知識を研鑽する能力と同時に、国際物流の流れを読み取り、そしてお客さまへの物流の提案ができる、そんなチャレンジ精神が旺盛な人財がぜひとも必要となります。このためには、チャレンジ精神と同時にすべてのものに対して好奇心をもち、新たなアイデアの発想につなげる若い力が必要となります。国際物流は若い力と知恵(発想)とお客様とのコミュニケーションによって新たな価値が生み出されるわけです。